Two jumps in a week

本業はIT技術者。IT技術の話はしません。底辺CXer

サラリーマンライダーがレース後いかに自転車の洗車をするか

Keep Your Bike Clean

シクロクロスシーズンが近づいているので、旬な話題を投稿します。
シクロクロスでは当然ながら自転車が汚れるので、室内保管の場合は洗車が必要です。

レースが土曜開催ならば翌日まで車に放置ということもできますが、
日曜開催の場合にそれをすると平日の夜に車から引っ張り出して洗車、というのが面倒になり
結局次の週末までノーメンテ、ということも起こり得ます、起こりました。
ノーメンテで次のレースに望むのはメカトラの観点からも、精神衛生上も好ましくありません。

また、ケルヒャーなど高圧洗浄機が使える環境にないという制約もあり、
限られた環境の中でいかにスピーディー&イナフに洗車するかは個人的な課題でした。

今回は2シーズンのシクロクロス経験から自分なりに蓄積したノウハウを書こうと思います。

駆動系の洗浄

チェーン、スプロケット&チェーンリング、ディレイラー類にフィルタークリーナーを塗布します。

フィルタークリーナーを用いる駆動系洗浄は界隈では有名な方法です。
油分に強力に浸透し、水分で乳化して一緒に流れ落ちるので全体の洗車をする前に行います。
自転車の洗車 レースメカニックはこうする - Kinoの自転車日記

なお、汚れ度合いによってはフィルタークリーナーでの洗浄を省略して、パーツクリーナーで表面の土埃を軽く落とすのみの場合もあります。

全体を洗車

Muc-Off マックオフ NanoTech Bike Cleaner 1L

Muc-Off マックオフ NanoTech Bike Cleaner 1L

次にフレームやホイールを洗います。
前行程で塗布したフィルタークリーナーが流されないようフレームに軽く水を掛け、濡らしたスポンジでシャンプーを泡だてて全体を優しく擦っていきます。
100均などで買えるメッシュスポンジがフレームに傷が付きにくくおすすめです。

シャンプーは自動車用のものなど使い比べたのですが、上で紹介したMac-Offのものが泥汚れに強くシクロクロス向きでした。
タイヤの汚れはシャンプーを直接スプレーし、たわしなどで泥をかき出すと良いです。

サドル裏、シートポストのヤグラ、バーテープなどは泥が残りやすいので念入りに洗います。

すすぎ&拭き上げ

SCOTT Shop Towels ブルーロール 55枚2ロール組

SCOTT Shop Towels ブルーロール 55枚2ロール組

フレームを洗ったシャンプーと駆動系に塗布したフィルタークリーナーを水洗いします。
水はサドル、ハンドル類→フレーム、タイヤ→駆動系、と上から順に掛けていくとシャンプーが残らないです。

シャンプーが洗い流せたら、乾いた布巾やペーパーウェスで拭き上げます。
これもすすぐ時と同じ順序で拭いていく(汚れが落ちやすい場所から拭いていく)と残った汚れが移りづらいです。

ここまで終わったら洗車用品を片付けて、一旦バイクを家の中に入れます。

駆動系の水分を落とす&注油する

前行程で水分を拭き取りましたが、駆動系、特にチェーンのコマには水分が残りやすいです。
チェーンに水分が残るとサビるので、ペーパーウェスで残った水分を吸い取ります。
次に、水置換性のオイルを吹き付け細部に残った水分を追い出します。
ここではAzの超極圧を紹介していますが、ワンランク下の極圧のものでも十分です。
このオイルを吹き付けることで残った水分と汚れを一緒に洗い落とすので、ケチらずウェスを当てて吹き付けます。

オイルが表面に残ると埃を呼ぶので、水分と汚れが取れたら余分なオイルはウェスで拭き取ります。
このオイルはあくまでチェーンのコンディションを保つ目的で塗布しており、レース前にはレース用のルブを別に塗布しますが、練習ぐらいならこのオイルだけでも十分です。